参照枠(FRAME OF REFERENCE)とは

参照枠とは各人がもつ脳内辞書のようなものです。

物事や自分の心の中に起こったことを意味理解、納得するための、あたかも枠組みのように作用する(意味理解の元)ということから、参照枠といいます。

 

あたかも枠組みのように作用するとは例えば、私たちは初めて会った人の印象を数分間で決めてしまいます。

「この人は親切そうだ!」

この印象(その人に貼り付けたラベルのようなものです)が作用して、その人との接し方に影響を与えます(この場合は親しく接するようになる)。

この影響はしばらくの間固定的に作用するところから、枠組みのようにと表現しています。

 

つまり、人間は物事や自分の心の中に起こったことを意味理解、納得するためには、この参照枠(脳内辞書)に照らしています(ほとんど無意識で照らします)。

ですから、人間は参照枠として無いことは意味理解、納得できないということになります。

 

ある物事に遭遇したときの感情、気持ちも、この参照枠(脳内辞書)に照らして、ほぼ自動反応的に起こっている訳です。

そして、価値観や判断基準、信念、観念すら、この参照枠(脳内辞書)に基づいているといえます。

 

私たちが生きていく上で、この参照枠は大きく影響しています。

そして、重要なことは、この参照枠は単に一つではなく、膨大な数から成り立っているということです。

 

また、個々の参照枠はいつでも書き替えられるものです。

つまり、効果的な参照枠は強化し、非効果的ですでに役に立たなくなった参照枠は効果的なものに書き替える必要があります。

そして、個々の参照枠は脳内で想像(バーチャルに)することでできます。

 

また経験、体験をすることで(リアルに)つくりだします。

そして、参照枠に照らすときはコトバとイメージを使って行っています。

そこで、自分の個々の参照枠を知る手がかりは、物事や自分の心の中に起こったことを意味理解、納得するために使っているコトバとイメージを意識して、気づくということになります。

また、相手の参照枠を知る手がかりは相手の使ったコトバとそのコトバに含まれる前提(言外メッセージ)とそのときの話し方、およびボディーランゲージをキャリブレーション(言動観察・洞察)することで得られます。